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2007年6月24日 (日)

一間の布袋延べ竿からタナゴ竿

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一間の延べ竿というのは最近まで割と釣具店に置かれていた。見つけると2本か3本姿のよい竹を求めてウチにはかなりある。10年前にはだいたい絶滅して発見できなくなった。延べ竿を単に延べとも呼ぶが、非常につまった節数の多い良い竹は最初に売れてしまうので、売れ残りはあまり良くない竹である。重い古竹もなくなる。穂先に使えるからである。一間、つまり6尺から7尺、8尺くらいまではよく見る。4年か5年前に秩父で泊まりの会議があって、宿泊して朝の散歩中にそばの煙草屋兼雑貨店で7尺くらいの延べを見つけた。三遊亭金馬の本に、数本の延べ竿をくるくると巻いて持っていくという、手長エビの釣りの描写にしびれてしまった。延べ竿で手長エビ釣りを金馬のようにやりたいと思った。で、3本くらい買った。2回ほど実践したかな。

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その後、見た目は延べで、3本くらいの継ぎの竿に仕上げてみようと決心した。口巻きを白の絹糸で、出来るだけ竹色に近い透き漆仕上げ、胴も出来るだけ竹色に近いように本透明で塗り、節の目打ちは目立つので打たない。いままで作った中で一番短い小さな竿が出来上がった。ちなみに、赤の絹糸で色漆を使わない、透き漆仕上げの口塗りがいわゆる東作塗りと呼ばれていることは、知っている人には常識。だいたい焦げ茶色となる。

この竿の寸法は元竿670ミリ、穂持ち615ミリ、穂先600ミリ、全長は1885ミリ。竿袋を作った。写真のようにプレゼント用の赤い布ひもを使ったが、なんとなく成功しているね。工作には電動ドリルを使った。あっというまに簡単に完成。細い竿だからこんなことができるのだが、楽で良い。この竹もかなり節が細かく揃っているが、もう一本、さらにすばらしい節の延べがある。工作してしまうのがもったいないような竹である。

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