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2007年7月14日 (土)

竹竿の特質とは何か・その1

竹竿を論じるとき、難解で特有な言葉がある。これが互いに違う認識であると、まるで分からないやりとりをしていることになる。逆に竹竿を使っているある程度以上の釣り師のレベルであれば一定の共通認識がある。共通の土台、出発点である。

その土台はおおよそ以下の通り。さかなちゃんがまとめた。

1 竹の特徴は節目と節間から構成されるという自然にそなわった特質にあり、竹竿のほぼすべての特性はこれに由来する。これはとくに布袋竹の場合に著しい。

2 釣竿状の物体が下に曲がるということは、上部が伸び、下部が縮むことである。その時、節間の円形の断面は基本的には楕円状に変形する。

3 ところが、布袋竹の場合の節間は根元は円形だが穂先に向かってD型状になっているので、その部分の変形は楕円状の変形ではなく、片側は垂直板状であるから変則的不定形変形である。

4 さらに、竹の節目の部分だけはその構造上の理由から節間よりも強く堅固であるので変形しにくく、楕円状になりにくい。この部分は原型を維持しようとする。

以上までは先入観と予備知識なしに読んだ人でもある程度納得する箇条書きであろう。3番、4番は谷島理論と多少異なる。

さて、これから未定義のような専門用語が登場する。弾性を研究する物理学者で竹竿を論じている決定的な資料などどこにもないので致し方ない。多分に感覚的、主観的な形容名詞が登場する。それが論者によってそれぞれ踊っているのである。えへん。えへん。さて、ということで。

谷島さんは次のようにそれぞれの言葉を定義した。

1 穂先から手元への曲がりの伝導をヌケと呼んだ。

2 反対に元から穂先に曲がりを戻す力をコシと呼んだ。

3 また竿全体が持つ現状維持力をハリと呼んだ。

谷島さんの竹竿論なんてものをお前はなんでそんなに整然と書けるのだ。ごもっとも。谷島さんの文章が残っていてその掲載雑誌が手元にあるのだ。

この竿はヌケがよいとか、コシがある、とか、この竿よりそっちの竿の方がハリがある。という言葉はなんとなく分かったつもりになって気安く使う。ヌケが良いというのは人によって、それぞれ勝手な理解をしているかも知れない。以後不定期につづく。長文だとますます難解になるので、少量に分けた方がよい。

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