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2011年1月27日 (木)

先達の磯釣番外、永田一脩その6

ふらりふらりのお散歩。大磯に永田一脩の常設美術館がある。「大磯小さな美術館ギャラリーアンドカフェ」。先日訪ねてみた。永田の油絵の現物を見たかったからだ。探せばネット上にいくつか油絵の作品が出てくるので見ることができる。しかし、永田の常設美術館があるとは驚きであった。どういう美術館なのだろうか。

ネットにその小さな美術館のページを見つけたのが発端。それを見て、おおよそのイメージは分かった。大磯駅から徒歩15分。略図をたよりになんとかたどりついた。

大磯には小学校にいく前のガキの時代に海水浴で一度だけ行ったことがある。ほとんど覚えていないが、貝殻細工の土産物とか、うみほうずきを売っていた記憶。その同じ時代に新宿から小田急で江ノ島海水浴場のぼやけた記憶もある。4歳5歳かな。昭和25年ころだろう。大磯は日本の海水浴の老舗中の老舗。以前の記事で紹介した戦前のステレオ写真を持っている。

大磯駅前に明治時代の錦絵の海水浴図柄の絵はがきがあったので帰りに買った。明治初期の錦絵はおもしろいものが少なくない。文明開化の錦絵。

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大磯駅前から歩く。

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大きなアワビの殻をたくさん飾っている塀。おもしろい。昔はこんなのが獲れたのだろう。

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なにか分からない派手なお家。唖然。なんなんだ一体。

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夏みかんの似合う神社。湘南の情感あり。

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足下を見たら、立派な大磯オリジナルマンホール。立派だ。歩きながら、大磯っていいねえ。なんとなく味がある。

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日本の草創期のリゾート地。湘南の発祥地とか。よく意味が分からないが、納得する。東海道の街道時代から由緒ある地名だ。

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小さな美術館におじゃまして、ワタクシ永田のおっかけをやっています。インターネット上でいろいろ探求して書いているのです。と館主の尾崎さんにあいさつ。ええ、なんと永田のおっかけですか。非常に驚いて感激なされた様子。そうでしょう。まず、そういう人はそこらにはいないでしょう。ワタクシは磯釣りの先達として、永田先生の著作と、また、その一生の軌跡を知って敬愛の念を深め、師と仰ぐようになった。館主の尾崎さんは永田の大磯在住時代に交流させてもらっていた。その後永田が横浜に越してからも行き来した。永田が亡くなってからすでに23年だ。永田の常設美術館を運営するくらいだから、師と仰ぎ、敬愛する度合いはいうまでもないだろう。小さな美術館はミニコンサートなどイベントにも貸している。

館主はパソコンはやらないそうだ。紹介ページも人にお願いしているとか。この小さな美術館はコーヒーが飲めるようになっている。で、永田の作品と館主の尾崎さんの作品を拝見して、いろいろ楽しくお話をさせていただきました。ワタクシは永田研究家がもしも何人かいたら、その末端の一人である自負しております。と、話しているうちに、テンションが高くなった。え、ははは、永田研究家ですか。永田病が進んだのかも知れない。

戦前のプロレタリア運動の軌跡、新聞社時代、磯釣同和会での活動、リアリズム写真運動での活動、勤労者釣りの会の会長、執筆活動、画業。この他、大磯の地元写真サークルでも教えていたとはじめて聞いた。

オーナー館主は結婚した時に永田から贈られた油絵の小品を持っている。館主自身が永田を師と仰ぎ、油絵を描いている。展示されている作品を拝見した。そ。うですか、尾崎画伯とお呼びしなくては、というと笑っていた。

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気さくな方で、なんと生まれはワタクシと同じ年で、学年はひとつ上ということが分かった。

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永田の作品はなんといっても、リアリズム。誰でも分かる具象画。

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新聞社時代の画業活動はどうだったのか。プロレタリア絵画時代から作品の変化も知りたい。

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調べていくと、永田追悼文集というのがあるらしい。なんとか蒐集してみたい。調べて、なんとかたどりついて目星はついている。ウチにある手頃な油絵がこれ。最近入手した大正池である。

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年代が分からない。どこかに出展したものらしい。

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コメント

はじめまして。
ハガネノセンシと申します。
趣味で美術品を蒐集しております。
実は、永田一脩が撮った写真を3枚
(山岳写真など)を所有しております。
お安くお譲りいたしますが、いかがでしょうか?
合わせて永田追悼文集も所有しておりますので
それもおつけいたします。(本をまとめてしまってしまったため探さないといけませんが・・・)
それではよろしくお願いします。


投稿: ハガネノセンシ | 2011年7月31日 (日) 23時34分

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