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2012年1月24日 (火)

丹吉の鯛ネムリ針


前項の「伊豆大島のメジナ」の記事でネムリ針にふれた。そこで道具箱を見たら、買い置きの針の洪水状態を再確認した次第。とても使い切れないほど。針の在庫が大量に残っている。引き出しに一杯だ。丹吉が3分の1くらいかな。
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いくつか撮影した。とくに丹吉の針。200本の大包みと小分けの包み。
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包装デザインが良い。現在も使っているが、丹吉の鯛ネムリの銀掛け。いいねえ。現在も13号をブダイとワサの定番として使っている。そういえば、メジナも13号が中心だな。大きいですか。そんなことはない。大物を釣るには大針が定石。でも狙いより小さいサカナだって当然掛かります。しかし、そういう小型を目的として釣りをしているわけではないですよね。だから、釣れないことがあっても良いのです。
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上から丹吉石鯛の17号。丹吉石鯛ネムリの15号。鯛ネムリの13号。上の二つの包装が古い。
広瀬丹吉。磯釣り入門時に、これが良いと先輩から教えられた。黒焼きよりも銀掛けが良い。錫のメッキです。土佐の200年の老舗。坂本龍馬も丹吉から援助を受けていたという説があるようだ。日本刀の鍛えと同様の当時の秘伝があり、播州の小寺彦兵衛が土佐の丹吉の技法を持ち帰ったという説もある。現在播州は日本の釣り針の90%を占めるようになった。丹吉は万能の伊勢尼を作った。これらのことが、ちょいとググるとでてくる。すごい時代になった。
丹吉の石鯛ネムリはマイナー。角ネムリ以上に、かなり極端ですね。

大昔に伊豆大島のメジナに使っていたメジナ針も出てきた。エビスの城辺12号。
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懐かしい。四国の城辺でオナガの大グレが湧いてブームになったというのを知っていた。だからなんとなく、この針は良いのじゃないかと使ったことがある。丹吉の黒焼きの伊勢尼13号もメジナ用に使った。
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これがなんと50円の時代もの。写真は現在のオーナーグレ13号300円と一緒。あらためて丹吉の伊勢尼って大きいね。12号も使ったかな。丹吉磯針というのが太地の伊勢尼。ナイロンの石物用では14号が定番かな。しかし、がまの「あわせちゃダメジナ」は10号までしかない。本流オナガの大物用としたら、なにを考えているのかといいたい。

彦兵衛の針があった。あった、あった。しかし、小寺彦兵衛は戦前に絶えたというので、戦後の彦兵衛は直接の末裔ではないだろう。それが、さらに、50年くらい前に倒産してしまったという。
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コメント

ごぶさたしております。
記事、ズーット拝見していますヨ。
1昨年、59歳で再就職(最後のしごとか?)いたしまして、あと3、4年がんばります。
さて、丹吉・彦兵衛なつかしいですネ。
特に、丹吉の石鯛針は、初めて型物(昭和45年、4.5キロ、式根島、イケバの大根)を釣った思い出の針です。
しかし、「もの持ち」のよさ・整理には感心します。
私はといえば、数年前に古い針などほとんど処分(捨てた)してしまいました。
蒲克(表示古いもの)や鬼針など、とっておけば・・と思いました。
ただ、エンマ印の石鯛針(14~18号、尻曲)は、大量(何袋ではなく、箱単位)にあり、クラブの若い者にでもと、とってあります。--希望者なし(名前知らないか?)
使っていただける(または、保管でも)のであれば、差し上げます。
ご連絡ください。(勤務先:本郷三丁目)
メールご返信いただければ、携帯の番号連絡します。
ではでは

投稿: 志賀 洋 | 2012年2月 2日 (木) 09時51分

投稿: 志賀洋 | 2012年2月 2日 (木) 09時56分

まいどありがとうございます。
おほめいただきましたが、単にモノを捨てない、捨てられないだけなのです。モノが溢れてしまう。無駄のかたまりです。特に書籍は捨てられない。
その石鯛針は引き取りまして、ワタクシの仕掛けを作り、残りの大半を仲間や後輩に廻して多少なりとも活用いたしましょう。以前も同様に、ひょんなことから地元の面識のない引退磯釣り師からいただいたことがあります。この人がなんと、長岡式の信奉者でして、長岡天秤を大量に手作りしていた方でした。100本くらいあったかな。針は丹吉の特注という凝りよう。
明日2月5日は大島椿祭り磯釣り大会でして、1月と連続で潮風会の例会にもなっております。一応は準備しております。良い釣りができるかどうか。おもしろいことがあれば当ブログにまとめます。
で、来週明けましたらまたご連絡いたしますのでよろしくお願いいたします。これまでのコメントのやりとりで、ワタクシと同等、いや、チト及ばないような磯釣り経験をお持ちの御仁とお見受けいたしておりました。年齢はワタクシの方が上のようですけどね。以前も一度ご尊顔を拝したいとは願っておりましたが、果たせませんでした。メールアドレスは以前のが残っているはずですのでメールいたします。

投稿: テツオ | 2012年2月 4日 (土) 11時00分

5日、海もよさそうですね。
2月の大島は、メジナも結構ですが、大型のササヨ釣りも面白かった。(ハンバを角ネムリの15号位にしばり、ブッコミで・・、釣場ー神の根やその右側の磯、オタケバア?、トーシキのシンデンなど)
このごろやっている人いるのか?
さて、「針」は、仕事場にもってきておきます。
連絡のメールですが、再就職いたしましたので、「以前」のとは、異なります。
本メールアドレスにお願いいたします。

投稿: 志賀洋 | 2012年2月 4日 (土) 12時44分

エンマ印石鯛針ほか、仕事場(会社)に持ってきてあります。
お渡しする場所についての連絡は、電話くださるのがてっとりばやいかと。
メールアドレスの@以下ー会社の名前(英文表示ですが、実際はカタカナです。
小さな会社ですが、一応公開会社ですので、ネットでさがせます。
総務部に勤務(18時まで)しておりますので、遠慮なく電話ください。1

投稿: 志賀 洋 | 2012年2月 9日 (木) 08時28分

まいどありがとうございます。
大島は釣れましたが、イマイチ。
40.0のクチブトが最大。
潮風会ではトップ40.1。2着3着は40.0同寸。重量でワタクシが2着。5着までコンマ6ミリというドングリの背比べ。みんな40せんち。35以上6まい、持ち帰り。定食屋に持ち込まず自宅で捌いた。
メールアドレスは管理者用から見えました
明日金曜の夜の予定で電話しようかなと思ってます

投稿: テツオ | 2012年2月 9日 (木) 14時56分

了解しました。(16時ごろ外出から戻り席におります。)
しかし、そのサイズ6枚はスゴイ。
詳しいお話はそのときに・・・

投稿: 志賀 洋 | 2012年2月 9日 (木) 16時33分

ただものではない志賀さま、はじめてお便り致します。
きっとトーンデモナイお方だと想像しています。
世は、尖閣諸島でもめています。
そういえば、わたしの若いころ、井ノ口和男というエライ男がいたなあ?あの人の本には、尖閣の地図が載っていたなあ。という思いから検索したら、あなたに、お会いできた。
という分けです。

わたしの主な釣魚は、鯵、ヒラマサ、石鯛、メジナ、鮎、鮒ですが、現在は、鯵、ヒラマサと鮎です。

よろしくお願いいたします。

投稿: 山岡忠栄 | 2013年2月12日 (火) 17時31分

山岡さん、よくいらっしゃいました。志賀さんはトーンデモナイお方といえばその通り。たまに巡回していらっしゃるので、そのうちご覧になられるとは思いますが。井ノ口さんは、おっしゃる通りその後の世代から見ると畏怖の存在でした。関東磯っていう倶楽部も凄い。会員の熱海のホテルのオーナー所有の大型クルーザーで伊豆七島の磯釣りに行くのだ、とか聞かされて、ウヘーとしか反応できなかった。潮風は釣り関係のハンドルネームで、テツオはそれ以外のハンドルネームでした。モウシワケナイ。

投稿: 潮風 | 2013年2月13日 (水) 08時14分

丹吉、エンマなつかしいことです。

ネムリ針でカサゴを釣ってみました。
なんということだ。釣りあげても、釣りあげても、空中落下、水中スッポヌケ。
すばらしい、だれが思いついたか、釣れない針です。途中で離れる点で、ハゼの数珠釣りと同じです。

さて、丹吉の鯛針で、鯛を釣ってみましょう。鯛は、その餌によって食い方が違いますが、とりあえず、餌に食いつきます。そして、口ごもるほどの時間をおくと、からだを反転させて一気に引き込みます。
目を剥くような、素晴らしい速さです。

その時です。引っかからない針、丹吉鯛針は、魚の口の中で、どこにもかからず、滑りに滑って、唇あるいは、口角のあたりに針掛りをします。
チモトは、鯛の鋭利な歯を避けて無事、というわけです。
鯛は、カサゴやハゼと違って、口を開けません。
いったい誰がこんなヘンテコ針を発明したんでしょうね?外国にもあるんですかね。

投稿: かんてんぼう | 2013年2月16日 (土) 11時10分

かんてんぼうさん。よくいらっしゃいました。ねむり針は延縄漁のための変形進化だとされています。掛かったら外れないことが本務。長時間外れない。普通は針穴が広がって外れる。南太平洋の島ではよく使われていて、これに注目したオーストラリアの学者の論文がある。ねむり針の優位を計量化した。ネットで見た覚えがあるが、もう探し出せない。その元をたどると、戦前の日本漁業の南洋進出だったと思う。
ねむりでも漁の用途によって形がちがいますよね。いろいろ分岐した。最初はなにかなあ。外国でも延縄漁はあったらしいから、ねむり針が発生しなかったとはいえない。マスタッドにあるのかな。北欧にあるかも。
メジナ釣りでは、飲まれたらオナガの歯にハリスを切られることがよくあるのです。
釣り針が魚の口に掛かる力学はなかなか面白くて、難しい。針を水中で早く引くと、必ず軸が下になる。実験したことあります。ほとんど上顎に掛かる。逆に下顎に掛かったことがない。

投稿: 潮風 | 2013年2月16日 (土) 15時52分

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