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2017年4月 1日 (土)

釣魚の記録

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ウチの潮風会ブログに、デジタル検量へのテストを書いた。ネット時代、デジカメ写真時代、つまり写真メールを使う検量。全磯連がテストしようとしているわけで、ウチのクラブもやってみようということ。
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こちらのブログではその周辺についてマニア的補足する。ちょっと長いよ。

ロシアだったかの古い釣りのバイブルに、釣り師が釣った魚の話をするときは両手を縛れと書いてあるそうだ。開高健が書いていた。次第に両手が広がって、このくらいの魚が次第に大きくなっていく。釣り師の話はあてにならないということ。
http://chofukai.blogspot.jp/2017/03/blog-post_27.htmlImg_7869

魚の記録では、古くは、庄内藩主が釣った最古の魚拓が現存している。有名な庄内釣りは磯釣の源流であり、鶴岡は聖地といっても良い。魚拓はもともとは拓本から由来することは明らか。高校のころ、漢文と書道の時間があって、、、いや、古いね。王羲之の蘭邸序なんてのを覚えている。なんでこんなのが記憶の底に残っているのだろう。漢文の切れ端はイロイロたまに浮上するのだ。え、オマエは明治生まれの教養人かよ?、、、いや、いや、昭和の戦後ですが、何か?
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しかしこの魚拓はどういうわけか、頭が右になっている。普通は頭が左。料理の盛り付けの作法でもあるので。直説法魚拓では頭を右にして取ると反転して左になる。大会では検量済みの証拠として、ウラになる胸ビレをハサミで切るのが常道である。違う釣り師が二重検量する不正を防ぐため。

魚拓の不正は難しい。全磯連の大物賞に該当する釣魚は魚拓に取る。自己記録を超えた魚も魚種を問わず取ろうと思っていた。ウチの会の昔に亡くなった先輩で美術魚拓の教室を主催していた人がいた。霞ヶ関の農水省勤務の人だった。この場合は大きい魚でない方が美しい。微妙に目指すところがちがうのだ。

で、魚の検量に戻る。昔は釣り大会で順位を競うのは総重量だった。戦前には、神田釣友会とか浅草などの各町場にあった釣りの会には大関、横綱という番付があったのは有名だ。ハゼ、キス、マブナあたりの釣り物だったから総重量は当然の帰結である。現在も総重量ってあるのか知らない。ヘラブナとか、マブナ、ヤマベなんかはどうなっているのか。シロギスは?全磯連は2尾の全長だ。

大型を釣るのと、小型でも大量に釣るのとは、どちらが偉いのか。名誉か?もちろん魚種により同列ではない。数を釣るものはやはり数で競うのか。一概にはいえない。ハゼは10束超えとか。1000匹である。時速何匹という言い方には驚いた。時速100匹ペースでは10時間で10束。数釣りはワカサギもタナゴもある。でも、数量で競釣すべきじゃない。そもそも競釣はいかがなものか。楽しい釣りはいろいろある。

イシダイ主体だった全磯連は一尾の重量制であった。多数釣るより大きな魚が偉いとしたが、やはり重量本位だけは慣習を受け継いだのだ。イシダイは貫目以上というのが名誉の分岐点だった。3.75キロだ。しかし1958年尺貫法は禁止された。思うに、貫目を超えると難易度がグンと高くなるからであろう。これが大物賞金バッチと呼ばれて、ウチの会でもメッキの金バッチを作っていた。通常は金メッキ、銀メッキ、銅メッキだけど、昔、ウチの会では普通より大きめの18金の本物バッチを作った。通しナンバーがあって、桐箱入り。当時の金価格で1万円で作った。そのバッチにはビロードみたいな座布団が付いている。議員バッチではない。

魚の重さは産卵前と産卵後で変動する。栄養状態でも変動する。エサが豊富な時とそうでない時ではかなり変動する。季節変動だ。生息環境にもよる。重さは不安定だ。長さはそういうことはない。これが長さを第一とすべき理由だ。

ところが、尾ビレ先端は擦り切れとか、他の魚にかじられたとか、同じ魚種でも尾ビレの長い特異個体と短い特異個体とかあり得る。尾ビレの付け根を叉という。昔の武器の叉の形だから。そこを測るのが叉長である。叉長の方がブレがない。と思うのだが、全磯連以外の他の組織が全長制で、比較するとどうしても見劣りして不利である。というのが全長に変えた理由だと聞いたことがある。叉長は全長より2cmから大型では5cmくらい短い。叉のないブダイなどは当然全長である。

大型賞の認定は魚拓提出が必要。魚拓は曲面に沿っているので全長よりも長くなるはず。そうなっていないのはおかしい。魚拓の実寸全長が計測と同じとなれば、メジャーを曲面にして表面を測っていることが疑われる。最長点を測っていないか検証できる。

全磯連では全長は最長点ではなく、自然状態の最長垂線の交点である。これは叉長計測、つまり中央線計測の流れから来ていると思われる。最長点を斜めに計測すれば長くなる。魚拓ではどちらも測れる。ただし、飛行機の翼のような形状の表面距離である。

これを踏まえて、すべて魚拓の記録で比較とすれば信頼できる同一条件となるので組織を問わず、一般釣り師の誰でも同じ土俵に立つので優れているのでは、という考えがある。なるほどと思う。これは拓寸主義とでもいうべきだろう。魚拓はだいたい大物を取る。全長、重量に加えて新たに拓寸のデータを書きこむべきだろう。今は無き釣りサンデーによる魚種別の記録はこの主義であった。最長点の拓寸主義である。

メール写真に写しこまれた日付が必要だな。iPhoneにいくつかアプリがあったのでインストールしておく。


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