べっこう醤油
伊豆七島のべっこう醤油。昔から島ではワサビが無かったので、島トウガラシを使った醤油が生まれた。というのが、発祥らしい。白身魚のズケがべっこう色になるから、べっこう醤油と言われる。
ご存じの通り、伊豆半島ではワサビは特産で、お土産店にたくさんある。島にはない。船で運ばなければならない。貧しい時代にそんなことはできない。なぜ。伊豆の山にある山葵谷には寒冷な水が流れている。日陰で冷たい清水でないとだめ。伊豆七島は火山系の土なので保水力が無い。雨は良く降るのに、飲み水にも苦労するほど水がない。昔は天水が頼りだった。八丈島と御蔵島くらいかな、そうでもないのは。
http://www.oshima-navi.com/gourmet/bekko01.html
大島の岡田港にあるお店では、べっこう丼の他に、島スパゲッティーがある。べっこう醤油を使い、微かにピリッとくる。最初は、あれれ、何、この味、いいねえ、だった。これがおいしい。シーフードの具に島海苔のトッピング。いわゆる磯海苔だが、絡み具合と食感がいい。で、潮風会では誰でもこれを作るようになった。
お店の島スパゲッティー。
自宅の島スパ。冷凍のシーフードミックスがピッタリ。うまい。海苔がまた良い。うまい。
似たような海苔がスーパーにある。それでも変わらなかった。
潮風会の会員にはべっこう醤油は常識。刺身の一部はべっこう醤油のズケにするし、普通の醤油にワサビではなく、刺身はべっこう醤油で食べるからだ。みなさん自宅に常備している。大島で買ってくる。自宅で作ってみた人もいるらしい。醤油にトウガラシを漬ければ良い。辛いやつが良いだろうね。ハバネロはどうかな。
島スパゲッティーの他に、肉野菜炒めにべっこう醤油を使ったらどうだろうというのが、今回のテーマです。生活クラブ生協取りよせの平田牧場の豚肉。良い肉です。
玉ねぎ、ピーマン、シイタケ、ニンジン。キャベツがないので、ブロッコリー。ブロッコリーが不安だ。あまり見たことない。べっこう醤油分量で味がどうなるか、これも不安だ。
結果オーライ。うまかった。オリーブオイル普通に、塩コショウ少なめ、べっこう醤油大さじ3か4。
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