ステレオカメラ

2010年4月11日 (日)

リアリストその3

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リアリストカスタム。今回はリアリストファンのレベルにおいてもかなりマニアックの話となる。えー、またまた、いままでのはマニアックじゃないのか。そうです。カスタムのレアーアースレンズ。希土類レンズね。その筋の人たちには鳴り響いている。分解能が高く、シャープとの定評。たしかにそうでしょう。中心300本といわれている。しかし、しかし、これを知った時、なんと、まさか、ほんとかいな、、まゆつばじゃないのか、と思った。たしかズミクロンが中心280本で最高だとされているからだ。初代空気レンズのズミクロン沈胴がどうだったかな。わたくしはライカレンズのファンの最末端だから、すぐにズミクロンが出てきたわけ。もちろん分解能だけがレンズの性能ではない。だから、話半分程度にすべきなのだろう。

光学ガラスは1805年のピエールギナンが粘土ルツボで溶解に成功して天体望遠鏡で活躍した旧ガラスとその後の新ガラス、それと、1939年にコダックが白金ルツボで溶解に成功した新種ガラス。大きく3種類に分けられている。ランタン、チタン、フッ素など入れたのが戦後の新種ガラスだそうだ。カスタムのレアーアースレンズがなにかは分からない。以前から気にはしていました。普通のレベルでは情報は見つかりません。まさか蛍石はないだろ。トリウム入りの放射能ズミクロンと放射能タクマーはご存じですか。リアリストカスタムには放射能という話は聞いていない。しかし、いまさら一般的なスペックやら効能書きはこれ以上省略。そういう読者が対象だ。申し訳ない。

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リアリストカスタムはいわずと知れた、リアリストのキングである。日本の中古カメラ市場にはほとんど出ない物件である。しかし、コンチュラほどではないだろう。ウォーレンサックならばよく中古カメラ店で見たが、カスタムの現物は一回も見たことがない。20年くらい前、萌えていた時代のことだ。そのころも現在でもアメリカにおいても稀少で貴重である。あちらの本場にもリアリストマニアのファンがたくさんいて、カスタムは見逃さないからだ。その萌えていた頃、NIFTYの写真フォーラム時代の知人で、わたくしも脱帽するしかないクラカメ達人が所有していた偏光フィルター付のカスタム(これは超レアーで超高価)をいじらせていただいた経験があった。昨年、EBAYで同じものを見た。

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他に2.8コダックエクター付リアリストと、イロカの2.8ラピッドもお持ちの御仁。わたくしなんぞの遠く及ばない立派な御仁だった。あのころがなつかしい。まさに霊験あらたかという感じのカメラであった。妥当な相場は3.5リアリストの2倍以上が2.8リアリスト。その3倍以上がカスタムだった。3.5の6倍以上ということでそれほど間違いはないだろう。でも、ダイヤモンドカメラでぜひ買って下さいと熱心に勧められたマクロリアリストほどではない。そんなものわたくしが買えるわけがないと繰り返して逃げた。

そんな頃、日本のカメラ中古市の最盛期、珍しくアメリカで確保してきたというカスタムの出品があった。鳴り物入りという感じで予告案内状がウチに来ていた。もちろん、安くはありません。というか、えーちょっと、、、というくらい。バブリーな時代だった。ともかく軍資金を用意して、朝一番会場オープンに入ったつもりが、なんとすでに売れていた。おっとりと会場に入って、一直線に行かなかったのがいけなかった。こういう時は聖人君子のふるまいを捨てなければならない。しかし、変なマニアの人たちと一緒にはなりたくないと思っていたのだ。開店時間となるとエレベーターに殺到する者、階段をダッシュで登る者、熱気というか、殺気さえ漂っていた。

もちろん、会場前には暗い早朝からそういう変な人間たちがオープンの時間を待ち構えていた。あれを知っている人、そうそう、そうだったと遠い目をする。知らない人、いやだねーオタクってのはでチョン。時間間際になると、準備体操とウォーミングアップをしていたのを見たことがある。90年代初頭クラシックカメラのブームの時代。あんなことがあったのかと感慨ひとしお。わたくしは、その後ふっつり、もう追いかけるのをやめようと思った。悟ったと思ったのだ。

それを考えると、現在では値段と程度を問わなければ、EBAYでリアリストカスタムを落とすことができるようになった。時代の流れを感じる。だいたい、もうすでに銀塩フィルムカメラの時代じゃないでしょ。フィルムカメラの衰退スピードは加速度がついている。だから逆に、滅びるものと連帯しようという美しい理由が浮上してきた。うん、心中してもいいからね、、、といってはだますような手管になってしまう。そういうものを追いかけない、所有しない、野暮なことはやめようと決心していたのだが、気がついたら、ものすごく程度の良い、ほとんど未使用という感じのリアリストカスタム美品が手元にあった。君子豹変してしまった。いや、それはちょっと言葉の用法が違うだろっ。

ケースに入れっぱなしだったのだろうか、シャッターボタンの突起部分だけにサビが。リアリストはいろいろあるので無傷のボタンとそのうち交換すれば良い。

このカスタムは素性がはっきりしている。アイオワのミセス マーサーが前のオーナー。住所と名前が皮ケースに印字されて貼られている。フルネームと住所のラベルを撮影したけれど、そんな写真を出してはよろしくないだろうと思った。プライバシーね。

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そして別に、手書きメモで

Bright sunは50/1でF5.6­からF8とか、Hagyではいくつとメモが貼られている。ミセスマーサーはお金持ちで写真は素人だったようだ。なんとなく、それほど撮影しなかったのじゃないかと想像する。ボディーは無傷で、擦れも皆無だ。どんなおばさんだったのか。場合によっては、ありがとうとハグしてチュウしたいくらいだ。ははは。ありがとう。

調子に乗ってきたので次は近いうちにオルデンリアリストを書こう。

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2010年1月23日 (土)

コダックステレオ

Img_0030 Img_0031 Img_0032 このステレオカメラは亡父の遺品。亡父はクラシックカメラのファンであった。といってもマニア手前のほどほどの愛好家レベル。受け継いだワタクシも分を守り、その域を出ない、としておこう。バルナックライカとツアイスのイコンタ系が好きな人だった。他にはフォクトレンダーかな。これらはクラシックカメラの本流であるが、たまに傍流の変わったマイナーなカメラも愛好した。マイナーなカメラが多いと泥沼にそれだけ突っ込むことになってしまうのだ。兄弟の中で亡父の趣味を受け継いだのはワタクシ一人。仕方がない。

ステレオ写真では昭和30年すぎの頃にステレオロッカを短期間だが使っていた。おお、あのロッカか、知る人は知る。逆にほとんどの人は知らない。当時の貴重なステレオ写真があるので、後日あらためて紹介しよう。乞うご期待。戦後は終わったというころの昭和が写し込まれている。かって、NIFTYの会議室でこれを語った。仲間をうらやましがらせて、尊敬の視線を浴びた。調子に乗って、親しい仲間に対してだけの冗談だが、正統ステレオファンの条件のひとつは、自分の子ども時代にうんぬんかんかん、どうだ、どうだ、年期が違うよ、とやって顰蹙を買った。今思うと子供時代の子供のような自慢だな。ひとつ間違ったら鼻持ちならない。反省。いくら無理をしても時間は逆行できないのでくやしかっただろう。

ワタクシは10歳かそこいらで小学校低学年だった。しかし、ぼんやりとこのカメラを覚えている。このオモチャのようなカメラは行方不明となった。他には、レンズの前に装着する国産のビームスプリッターとビューアーがあった。有名で高価なライツ製品なんぞではないので、これも行方不明となった。そのずっと後で、どちらも中古を入手してウチにある。当時のあのカメラを手に取ってみたいという気持ち。これをウチのおとうちゃんが使っていたんだよね、、、という追体験欲求にかられたのだ。

亡父はそのかなり後で、このコダックステレオとコダックのステレオビューアーを新宿の中古カメラ店から買って来た。これはその現物遺品である。このカメラを借りてフィルム10本くらい撮影した。うーん、すごいと痺れた。その後に、ワタクシはリアリストとレッドボタンビューアーを入手して使い始めた。最初のリアリストはアイレックスパラゴン付きの最初期型である。いつごろのことだっただろうか。はっきり思い出せない。かなり古いが、四十年にはなっていないだろう。ワタクシはその前にペンタックスのビームスプリッターを使っていた。ワタクシの大学時代というとアサペンのS2、SPのころである。

このコダックステレオは、1954年から1959年まで約10万台生産された。設計はArthur Hunt Crapsey, Jr (1919-1998)。アーサー・ハント・クラプシー。この人は50年代のコダック大衆カメラ全盛期の代表的デザイナーである。この時代のコダックの実用普及低価格カメラはまだ輝いていた。ボックスカメラと呼ばれた。代表作は1952年のコダックシグネット35かな。

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ベークライトボディだが、過不足なく、実用的。目測ピントだが、初心者にはこのカメラが一番良いという定評がある。ぜい肉がなく好感のもてるステレオカメラである。

もっと大きなポイントがある。コダックがこのカメラを発売して、ステレオマウントをコダック現像所でサービスすることになったこと。リアリスト判ステレオカメラのユーザーがすべてこの恩恵を受けた。コダックステレオ発売以前、つまり1954年以前は自分でマウントしたり、リアリストのホワイト社に送っていた。それぞれのメーカーはリアリストもそうだけれど、マウンティング用品というものを提供していた。ウチもリアリストのマウンティングセットを入手したのだが、ごちゃくちゃ、いろいろあって、自分でやるのはたいへんであることは確かだ。コダックのサービスは全世界のステレオファンにとって有り難かった。長くなるのでいずれ改めて書きます。

01232010135045472_edited3 写真はコダックのサービスしたマウント。一番上の右に波デザインが古くて1958年からという。ウチにはもっといろいろなステレオマウントがあるので後日。

300pxkodakmountold しかし最初は違っていて、アメリカのネットにその写真があった。1957年までは赤い枠のスタイル。右波のデザインから、その下のデザインにいつごろ切り替わったのか調べるべきだが、面倒なので後日。コダクロームとエクタクロームは別のマウントだった。その下の無印マウントはコダックの最終型のサービス。2000年だったかな、世界で最後までやってくれていた日本のイマジカに感謝する。

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2009年8月20日 (木)

キンダー

Img_4346 Img_4347 ウイスコンシンのサウスミルウォーキーにあったキンダー社が1954年に発売したステレオカメラ。設計したのはステレオリアリストを作り上げたシートン・ロックワイト。生産台数が少ない。設計基本思想はリアリストとほぼ同じ。ただ、コストダウンを徹底した。たしか、99ドルで発売している。当時の他のステレオカメラというと200ドルはしないと思ったが百数十ドルのはずだ。1950年代の貨幣価値ね。どこかでアメリカの広告コピーを見たことがあったが忘れた。キンダーは故障が多いとか品質のバラツキがあるとか言われているようだが、ウチの2台は快調だ。リアリストはすべてに独特の味があり、個性的であり、それが良いのだが、キンダーはリファインされている。アンダーファインダーはリアリストと同じ思想だ。人間工学から当然の帰結である、額、おでこフォールドである。リアリストは上下像合致式の2眼ファインダー。キンダーは普通の一眼式で二重像合致式だ。シャッターチャージは巻き上げ連動の自動。セルフコッキングという。セルフコッキングって知らない、、、。昔のカメラはフィルムを巻き上げてもシャッターチャージされないのが当たり前の時代があった。え、いつごろ。だいたいライカ以前ですが戦後もかなり存在した。たとえばツアイスイコンの各種イコンタ。折りたたみ式のジャバラのカメラ。なにをいっているのか分からない。そうでしょうね。

Img_4348 Img_4349 リアリストと同じ左手シャッター。右手はより微妙なピント調節で使うべきだという思想である。迅速なピント合わせが要求されるときもある。シャッターを切るのは左手でもよろしいだろうという考えだ。右手が利き腕で、右目が利き目でない場合を想定したら、ファインダー位置がもうダメ。フォーカスノブの位置が中央だし。左利き、左利き目ではほとんど使えない。

もうひとつ、巻き戻しがレバー式となっている。バルナックライカも巻き戻しノブで、時間がかかる。これはフィルムマガジンで片道通行にするのが設計思想としては正しかったのだが、普及しなかった。リアリストの次の記事で紹介するが、外付けのクランクハンドルというものがアクセサリーとして生産されている。

肝心のレンズはドイツミュンヘンのシュタインハイルのカッサーF3.5。立派なレンズメーカーだからトリプレットのブランドレンズだが、ごく普通の性能であり、評判も同様。とくに不満はない。柔らかなおだやかな描写をする。レンズグルメ的に厳しく評価すると、もうひとつ落ちたら甘いという寸前、という私感を持っている。シャッタースピードは200まである。だが、スローシャッターが10分の1以下はない。三脚立ててスローを切るなんてことは考えていない。リアリストもそうだが、普通のレンズシャッターではない。ドイツの光学産業、写真工業から見たら、なんじゃこれは、というレベルだ。リアリストもキンダーもアメリカなのだ。シンクロコンパーやプロンプターに遠く及ばない。精密機械工業なんてレベルでなくとも生産できる。それで実用上は差し支えがない。ドイツの精密工業はアメリカの軍需工業に大量生産で負けたのだ。

Img_4350 Img_4353 Img_4352 Img_4351 感心するのは、ド素人でも使えるように親切な表示があること。シャッタースピードダイアル、レンズオープニングダイアルなんて、普通のカメラはそんなこと表示していない。数値があるだけだ。高級カメラにはそのような表示はない。また、二重像合致の説明がひと目で分かるように図が刻印されている。アドバンスフィルムの矢印、リフトツーリワインド表示。フィルム装填の説明。フールセーフというのか、フェイルセーフかな。往時のドイツカメラも日本カメラも高級品だから、取説にはいろいろ書いても、カメラ本体に誰でも知っていることをわざわざ表示しない。二重露光は簡単に可能だ。

キンダーはリアリストに比べると少しだけ5ミリくらいだが小さい。かなりコンパクトに感じる。重さは相当違う。リアリストが790gでキンダーは550gだ。リアリストはずしりと来る。不必要なほど頑丈だ。

Contura シートン設計のステレオカメラはもうひとつある。有名なコンチュラ。こんなカメラを持っていたら廃人である。赤瀬川原平が「コンチュラ物語」という短編を書いているのでご存じの方もいらっしゃるだろう。たしか日本に2台とか。

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2009年5月21日 (木)

で、で、出たー、ニコンステレオレンズ

114735bb 知る人ぞ知る、幻のニコンステレオレンズ。ステレオ写真ファンの中では、この世にこれありと知られた、横綱です。キングです。わたくしは土下座して、ただただ、うへー、おそれいりましたと申し上げるしかない、とんでもない、しろものであります。ライツのステマーのさらに上を行く。その下の序列は、と考えると、マクロリアリストや、ローライドスコープなどが浮かぶ。わたくしは昔、これをいじくったことがあります。どこかに書いております。超稀少品です。

いや、EBAYに出品されていたのです。ステレオオタクというかマニアの話題であり、ほとんどの人がキョトンとするしかない。申し訳ない。お値段は。39440ドルとなっておりますです。400万円より下ですな。独逸ニュールンベルグのPhoto Arsenalというお店が出品しております。誰かが、お買い上げになるかどうか、注目しております。

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http://cgi.ebay.com/Nippon-Kogaku-3-5-3-5cm-Stereo-Nikkor-outfit_W0QQitemZ350202435100QQihZ022QQcategoryZ3323QQssPageNameZWDVWQQrdZ1QQcmdZViewItem

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2008年2月22日 (金)

セオドールブラウンの面白さ

以前に紹介したこの大先生の御本には、かなりのステレオファンでも見たことも聞いたこともないがいろいろ出てくる。すでに知っている人がいたら、偉い。ワタクシがいうのだから間違いない。この大先生は文字通りステレオ写真の歴史から埋もれて消えたが、いい先生だねえ。ワタクシは好きだ。

恐れ入りましたというのもを2つほど。チープというかエクスペンシブでないということをかなり強調しているのがブラウンの特徴である。自分でステレオパーツの事業をしていたことが影響している。

Img_2280 Img_2282 ひとつは、トランスミッター。今はビームスプリッターというのが普通。簡単なものはフィルターのように装着する単一プリズムとペンタックスステレオアダプターのようにミラーまたはプリズムで2回反射させるもの。単一プリズムは屈折させるだけで反射はない。この方式も4個のプリズム、4枚のミラーから2枚のミラーと2個のプリズムなど、細部のバリエーションがある。

Img_2281 Img_2279 ところが、レンズの前に装着するミラー2枚のスプリッターを考案し実現していたのだ。商品化した。図を見たら、なるほど、こういうのもアリだなと納得する。もちろん驚く。現代の一眼レフ用を、レンズフードを利用して表面鏡2枚で作れないことはない。しかしねえ。よほどハイテンションでないと。どういうことになるのかな、反射一回だから、、、と、2回反射は元に戻るのだから、、、、、と、何をいっているのか分かるステレオマニアの方は、お考えください。チープではある。

Img_2277 もうひとつはビューアー。こちらも驚き度は高い。こんなの考えたのかって尊敬する。リフレクトスコープという。図を見だだけでは分からない。多少の工夫がある。ステレオマニアの方、お考えください。説明を読んでなるほどと思った。実はこのミラーはturned slightly away from each otherなのだ。中央が少し出ている。つまり、右目像に左目像が入らないようにしているのだ。で、簡単に裸眼立体視できるはずである。大きなものでも小さなものでも、ミラーの距離可変で可能だろう。現物がないでのそれ以上はいえない。でも、反射像を立体視することになる。裏焼きでいいのかな。マニアの方、お考えください。面倒だから考えない。これも作って作れないことはない。むしろ簡単だ。

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萩原朔太郎のステレオ写真その2

今回もいままでに増してマニア度が高いので申し訳ない。その1から続く。

45x107乾板は密着焼きでもよいが、ポジ鑑賞が主体らしい。60x130以上が印画ステレオカードに良いと書かれている。しかし原寸印刷はなく、どれも拡大印刷されている。サンエス堂の台紙を53x127に拡大印刷したものは基線長が70ちょっとなのでワレワレは軽く平行法裸眼立体視できる。それより大きなものはビューアー必須である。ところで、密着印画のステレオカードはトキオスコーImg_2269 Img_2270 プをビューアーとして使うことでは見ることができない。印画用のステレオカードを見る別のビューアーを使ったはずである。トキオスコープのビューアー使用では明り取り用の窓がないから真っ暗で見えないはず。

次はネット上のトキオスコープの詳細な資料。これはすごい。

http://www.camerapedia.org/wiki/Tokioscope

ここには、ビューアーの宣伝が出ている。Solidoscope(ソリドスコープ)1円80銭とAdjuscope(アジャスコープ)3円50銭。こういうものがあったはずだと思っていたが、ワタクシも初めて見た。

Img_2264 Img_2265 Img_2266 ウチにはリシャールの折畳み実体鏡がある。レバーによるピント調節の具合もよく出来ていて優れものである。昔、萌えていた当時にクラカメ店で見つけた。実寸で45x105サイズがちょうど入る。補助ツールを作ればリアリスト判でも使用できる。

Img_2267 Img_2268 当時のリーディングカンパニーといってもよいパリのリシャール社は、大型から小型までビューアーは多い。秋山の本では、45x107用と思われるものは明かり取りが開いたビューアーと折畳みが2種類出ている。同じものである。

Img_2272 Img_2271 当時のステレオ乾板は45x107と60x130がほとんど。Img_2274 大型乾板のステレオカメラはすたれてきている。60x130乾板は日本では使用する人が少ないと秋山轍輔が以前に紹介した本で書いている。この本は昭和11年であるが、すでにトキオスコープは残念ながら市場から消えているとある。そうだったのか。国産のステレオカメラである曽根春翠堂のトキオスコープは1921年(大正10年)発売で、フランスのリシャール社のグリフォスコープのデッドコピーといってもよい。トキオスコープは80x105の国産手札乾板を半分にカット加工した40x105乾板を使えるようにされており、曽根春翠堂はその国産カットステレオ乾板を供給した。しかし、45x107も両用で使えたらしい。正規国際規格の輸入品は高価だったからである。ステレオ乾板の国産品がなかったのであろう。

ついでにリシャールの密着用のステレオ焼き枠が出ていた。左右入れ替え用である。Img_2273

輸入のステレオ乾板はアグファやルミエールなど数種類。昭和11年にはオートクロームの天然色乾板もあった。また、高級機ではチェンジングボックスやロールフィルムバックやカットフィルムも出てきていたはず。マニアでないと分からない方が多いでしょうが、説明省略。日本の需要と供給の関係。

ところで、朔太郎が使っていたステレオカメラははっきり分かっていないようだ。40x106のポジが遺されているということは国産のトキオスコープも使っていたことは間違いないだろう。また、フランス製ステレオカメラを使っていたことは本人や周辺の人の複数の証言がある。その当時、多分最もポピュラーであったのは1905年(明治38年)発売のグリフォスコープであろう。他のカメラと比較して、その仕様から低価格、かつ実用的だったであろうと想像できる。秋山の本の当時では40円から50円で入門用とある。昭和11年の最新鋭高級機はフォクトレンデルのステレフレクトスコープで小西六本店定価表で630円から670円。ライカといい勝負じゃないかな。これはフォクトレンデルファンなら誰でも知っている有名なカメラだが、現在こんなのを持っている人は手遅れの廃人しかいない。ローライドスコープのオーナーは如何。トキオスコープ以前の時代にポピュラーでない高価なステレオカメラが日本に輸入されたとは考えにくい。あ、そうか徳川慶喜がいたか。グリフォスコープとトキオスコープはシャッター部分を外すとレンズだけが残り、ビューアーとして使えるのが特徴だが、その場合は構造上ポジしか使えない。つまり印画のステレオカードは見ることができない。ウチにあるようなスタイルの単独ビューアーで朔太郎は印画ステレオカードを見たのだ。

そしてもうひとつ、現存する最古のステレオプリントは明治36年5月撮影とある。朔太郎18歳で1903年。そうすると1903年のベラスコープは、当時のレア商品の輸入環境では無理がある。1894年の初代ベラスコープはたしか60x130じゃなかったかな。60x130の乾板は一つも残っていないので朔太郎は使っていないことはほぼ確実。となると、グリフォスコープではないフランス製のステレオカメラを使っていたのか。面倒だからもう探索はやめた。

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2008年2月10日 (日)

1895年のポケットステレオスコープその2

その1より続く。

Img_2243 同じくノブでミラーの角度を変えて調整できるソニーの製品がある。調べると古今書院で同じものを現在も扱っていた。3150円だった。

http://www.kokon.co.jp/

これはかなりおすすめというか優れものである。改めて調べてみると、単眼の視野は明視の距離25cmで左右は15cmくらいが見える。基線長は接眼部65ミリ、対物窓は約110ミリ。つまり平行光軸で110ミリ角が立体視できる。ミラーを最大に開くと20cm角くらいまで立体視できることが分かった。

Img_2244 Img_2245 予想外に素晴らしい。もっとも左右の歪曲は出る。右像、左像で斜め視線になるから中心に比べて周辺像が小さくなる。互いに逆の歪曲になっているが融像できないほどではない。この基線長とミラーを開いた状態の意味の解説は書けるが、マニアでも、ん、ん、というヤヤコシレベルなので省略。また、最もミラーを内側にすると、歪曲は出るが55ミリ角くらいまで可能。

他には、もっと簡易型の固定式で類似の現行品もあることを知った。凸山さんのコメントにある。

http://fieldmixture.com/

Img_2247 Img_2248 その他の簡易版は写真のようなプラ製品ものがある。これは、はっきりいって、使い物にならない。プラスティクのプリズムレンズの精度が良くない。ステレオに見えますというだけ。ステレオ本のオマケで何個もウチにあるが、収差と歪曲がヒドイ。実は、世にあるホームスベイツ式も同じ方式で外側に光軸を開くガラスの固定プリズムレンズである。多分光学ガラスだと思うが、こちらはちゃんと使い物になる。

ところで、平行法裸眼立体視では、普通は人間の平均的両眼間隔である65ミリ以下を双眼立体視するものであるから65ミリ角以上のものは難しい。普通の人は練習体得して60ミリ以下が無難。フォーマットとして66ペアが良い理由がそこにある。修行した人で70ミリからなんとか75ミリ。ワタクシは開いていくやり方だと80ミリ程度までいくが、最初から80ミリだともう少しのところでなんとしても合わない。あ、明視の距離25cmからが標準です。ともあれ、今後、パソコンディスプレイ上のステレオペアを見ることが増えるであろう。65ミリペアではやはり小さい。交差法なら大きくても可能だが、小さく見えるのが難点。交差法立体視は並行法よりも力が必要というのが定説。力というのも変だが。平行法の方が自然に見える。しかし、平行法で裸眼立体視はとても無理なステレオペアがウエブにはよくある。なにも考えていないのか、超又割り能力者なのか。交差法と間違えていると思うものもある。もっともディスプレイの解像度によって、表示の大きさはかなり違うから、そういうことなのか。古いパソコン機種ではものすごく大きな表示になっているだろう。現在のところ、1024画面で無理なのはやはり無理だろう。ウチにも解像度の高いのがあるけど、全体が平均的に小さくなってかえって見にくくなってしまうのだよね。大きいパーツを高い解像度で見るべきだが、まだ過渡期だろう。

そうか、そうだ。大きな平行法には正にマサニこのブラウンのポケットステレオスコープ方式が良いのではないかと気がついた。やっとだが、これが本題である。デジカメとパソコン時代のステレオ鑑賞はこれだ。ソニーのやつよりスマート、かな。かなり、かっこいいかも知れない。大きなペアでも多少の歪曲ありでなんとかなるのではないか。少し斜めにすればよいはず。現物で見たことがないのであくまでも想像である。作るには表面鏡を2枚、コの字形のアルミフレームを利用すれば良いかな、と考えた。分からないですか。よく考えてください。平行角度は固定されてブラウンのオリジナルより強度もあるでしょう。もちろん内側は反射消しで黒く塗る。コの字よりロの字アルミフレームの方が良いかもしれない。とにかく45度菱型に切断します。レンズフードのようなものを接眼用として取り付ける。ミラーは光量ロスが発生するのでそれなりに暗くなるのはやむをえない。そうか、光量ロスを考えると、ロスの少ない光学ガラスの直角プリズム2個で同様になるな。でもプリズムは色収差の代名詞である。色消しプリズムかあ。セットで2個だから4個組み合わせか。カタログを調べた。1セット8000円くらいの2セット。高価になるなあ、と動く前に逡巡している。まてよ、もうひとつある。それだったら最初から、ひし形プリズムだ。ロンボイドプリズム (菱形プリズム)は、像の状態を変えることなく、光軸だけを特定の距離 (変位量)だけ平行移動するもの、である。どっかにころがっていないか。なーに、探したら、なんとかメドはつくだろう。よし、ロの字フレーム方式とロンボイドプリズム方式のそろいぶみだ。え、勝手にそろいぶみしてくださいってですか。とほほ。そろいぶみできないかも。

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1895年のポケットステレオスコープその1

Img_2234_2 今回はかなりマニア度が高いので関心の薄い方には申し訳ない。え、ではいままでは高くなかったのかって、いえまあ、その、なんですな、いろいろありますよ。スクロールするか我慢してください。STEREOSCOPIC PHENOMENA OF LIGHT & SIGHTという本がある。ワタクシの直訳では、光と視覚の立体鏡現象。実は1903年にセオドールブラウンという人が書いた。ブラウンは1870年生まれのイギリスの人である。だいたい100年前のステレオ解説本である。この本は、実は1994年におなじみのREEL 3-Dによって復刻されたものである。なんと90年ぶりに復活したわけだ。どんな内容か興味があったので、そのころに、とにかく入手したのだ。現在ならそこまでの、いや、あのころの熱意はないだろうな。現在はおかげさまで平熱に近い健康人にまで回復しております。でその頃、この復刻版をなるほど、なるほどとツラツラ眺めた。読んだとすると、つたない読解力であり、おこがましいことおびただしい。

Img_2237_copy_2 この中に出てきたポケットステレオスコープというものに驚いた。ワタクシの乏しい経験では見たことも聞いたこともなかった。たとえば、昭和13年の誠文堂新光社の新修写真科学大系第7巻の秋山轍輔の双眼写真にも出ていない。左記の本はコメントしてくれて、新しくリンクに入れたバリバリ凸山さんのリストに入っていて驚いた。

Img_2238_2 ステレオカードを見ている図があるが、普通のカードは80ミリの基線長である。修行を積んでも裸眼立体視は難しい。多分、この道具の情報は世界のどこからも消えていたのだ。あるいは、ステレオスコープで見るべきであり、取るに足りない、という評価で無視され、忘れられたのか。最初から単にマイナーで、知られていなかっただけなのか。効果的ではなく、あまりかんばしくないものかも知れない。実際に使ってどうなのか想像するだけしかない。かくいう本人のワタクシも知ってから十数年そのまま封印していたのだから世話はない。

で、最近はこういうことを考えるようになった。その2に続く長文になる。大きなステレオペアーを見るには、理想的には航空写真用の反射実体鏡である。基線長は26cmから27cmでトプコンのそれは24cm角以下のペアーを実体視できる、とある。これの場合は小さいのは多分不可であろう。アサヒソノラマの、ステレオ写真の世界、には当時の価格15万円と出ている。ニコンにも同様の製品があった。ナチスドイツ空軍のこの軍用物件がオークションに出たことがあった。おお、これはすごいと入札したが、追いつかなかった。そうとうなステレオマニアでも、この物件は、欲しいけれど値段がちょっとという怪しいブツであろう。性能最高だろうが超貴重怪奇物件というべきだ。後の祭だが、実は格安だったのだ。ワタクシの熱意がなかっただけである。

Img_2241_2 Img_2242_2 類似の簡単なものはピークの小型実体鏡がある。接眼間隔が75ミリまで調節できる。4倍と2倍とがある。両方ウチにあるのだけど、片方が出てこない。三角プリズムと同様に外側に光軸を曲げて接眼間隔よりも少しだけ大きなペアーを見ることができるが、限度がある。凸レンズの周辺は三角形であり、両眼間隔65ミリの人が75ミリにレンズを開いて覘くと、その三角となる凸レンズ周辺部分を使うからである。でも、実験では65ミリで70ミリ、75ミリで80ミリしかできなかった。おかしいな、又割り使ったのと判別できないくらいだ。レンズ使って又割りができるのかできないのかよく分からない。ピークのカタログを見ると航空写真用の反射式もある。下はピークのウエブのカタログで品番の2039にピークミラーステレオビューアー。

http://www.peak.co.jp/index0.html

小型の品番は1994で立派な現行品であるようだ。その2に続く。

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2008年2月 9日 (土)

ステレオビビッド

Imgp4971 Imgp4973 日本のステレオファンには有名なカメラ。というのはステレオの伝道者の一人、赤瀬川源平がこのデザインに痺れたと書いていた影響が少なくないだろう。読んで、たしかにその通りと賛同した記憶が。このメカニック感はすごい。さらに従来のカメラにはないオリジナリティがあふれている。既成観念にとらわれない設計、デザインである。主義主張を通して、キラキラした個性派でもある。敬愛すべきであろう。この優れた設計者はゴードン・スミス。実はビューマスターパーソナルと共通したデザインである。このあたりの経緯はマニアの方ならご存知だろう。後日、最も成功したステレオシステムというべきビューマスターの時にでも触れましょう。

このカメラの特徴は少なくない。露出計じゃなくて、露出盤を組み込んで連動式としたこと。ガイドに沿って動かすと適正露出に近い値がセットされているという仕掛け。あ、日本には同じ趣向の関式サロン露出計というのがありました。最後はセノガイドというクリップオンの露出盤となり、その筋ではたいへん珍重されております。それ、よく知っている、探して持っているなんていう方は残念ながら、ビョーキです。ウチには亡父の遺品の関式サロン露出計があります。別に捜し求めたわけではありませんのでワタクシはビョーキではありません。しかしながら、これはたいへん味のある道具です。いつか後日。

それから、連動距離計のフォーカスノブというのかな、ノブじゃなくてダイアルですね、操作すると被写界深度をカニのハサミで示す仕掛けのところ。赤瀬川源平も特筆している。底面には一通りの操作手引書が印刷されている。

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これを書いていて、理解できる人はどうもビビッドを持っている人だけじゃないかと気がついた。ほとんど意味がなかったな。とにかく、メカメカ気分、メカオーラが溢れ漂っているカメラ。詳細の解説は不用というか持っている人でなければ理解不能ということ。

芸の細かいところを少し。実はレンズセパレーションはわざわざフィルム送りにループを作って65ミリにしていること。これはカメラの横幅を2、3ミリ程度小さくするためではなく、人間の平均的両眼間隔にする目的であろう。ループを作らなければリアリストのように70ミリ。スプロケットにくぐらせるように半周させて僅か5ミリばかりを稼いでいる。半周で5ミリゲインだから半径では。で、70ミリと65ミリの違い。このこだわりはスゴイなあと思いました。そこまでのものではない、勝手な思い込みである、ということではないと思いたい。

ファインダーには赤色の水準器が写っていますが、ここが透明のものがありました。4人くらいでビビッドを見比べたことがありました。

最初の写真を見て、このレンズフードは何だと思った方。ジャストフィットのフード。実はフィルムケースです。口径そのままで簡単に作れます。

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2008年2月 7日 (木)

ステレオリアリストその2

Imgp4955 Imgp4970 こちらは2.8レンズ付き。ごく普通の鉄鎖―タイプ。あ、テッサーの転換が入っていないのは問題である。だってエルマーよりもメジャーでしょう。どちらも、普通一般から見たらメジャーじゃないってですか。でも、現代でもオートフォーカス時代からコンパクトデジカメ時代まで、ほとんどの中級機以上のカメラにはテッサー型レンズが付いているといわれる。中程度の明るさのレンズでは最も成功したレンズ。レンズといえばテッサー。レンズの代名詞といってもよいほど。

Imgp4958 Imgp4960 リアリストの型番は3.5レンズ付が1041。2.8レンズ付が1042と呼ばれる。ジャーマニー刻印なしのタイプである。他にカスタムの1050とマクロがある。

シリアルナンバーは底位置ではなく、横位置に移っていて、左側面にある。写真にある通り読み取りにくい。なんとか読むと、012228だろう。生産台数が10万台を超え、終末に近い。それまでのA刻印がなくなり、10万を省略しているので、実は112228ということになる。総生産台数は約12万5千台といわれるので、晩期ということになる。

Imgp4961 リアリストマニアはこのあたりのことは知っているだろう。次のサイトには詳しい。15年前、いやもう少し前にこれだけの情報があったら。だいたい、暗中模索、右往左往していた。エクター付きやカスタム付きや、カスタムボディーの3.5付を持ち寄って、いじくりまわしていた頃があった。何台ものリアリストのシリアルナンバーを調べたり、乏しいながらそれまでの内外の情報もあったりして、詳しい人がいたりして教えてもらったり、おおよそ分かっていたが。で、ワタクシはその時点からほとんど進歩発展していない。当時のクラカメ市でカスタムを買い逃がしてから熱は上がらず、平熱に近くなっている。健康人に近い。野暮ではなくて、粋でなくちゃいけないなどと本人だけが思っているのだ。

http://home.att.net/~drt-3d/toys/realist/index.htm#Realist%20Camera%20Features

Imgp4957 Imgp4962 Imgp4969 リアリストその1の初期型との違いは背面左側のボタンで二重撮影防止装置が付いたこと。シャッタースピードが200分の1までになったことくらいで基本的には同じ。その1は下をクリックで飛ぶ。あ、すべての写真もクリックすると640になりますから念のため。写真が小さいという人がいたので。

http://siokaze1.cocolog-nifty.com/sakanachann/2008/01/post_26db.html

フロントカバーの美しいリアリストのロゴデザインに2.8と入って十分に自己主張していますが、気がつくのはマニアだけ。要するに同じに見える。

Imgp4980 最後はマニアでも、え、えっと感動して驚くもの。実は本国から来たリアリストのタイピンです。ウチでプロジェクターやった時だったかな、その後にハッセル2台達人を囲むときだったかな、リアリストファンのひとりから頂いたものです。その節はありがとう。やはり15年くらい前だと思う。本国ではこういうものを作っていたのだね。そういえば、ニコンなどでも見たことがある。ニコンが真似か、それとも誰でも考える普遍的なものなのかな。

Imgp4983 そのときに、ワタクシが力説していたことですが。みなさんのカメラのホールディングは間違っている。人間工学から考えても正しいのはこれである。それが次の写真です。鏡で自画像撮影。賛同する方は名誉あるリアリスト同盟員として、いつでも、ことあるごとに主張し、また、実践しようとアジを飛ばしたが、立ち消えになってしまっている。アジ演説が下手なのかアジテーターとしての能力不足か。挑発主義、冒険主義は難しいばかりではなく、やはり危険思想なのか。

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